ご挨拶
当事務所の離婚事件チームは、離婚・男女問題に注力する弁護士のみで構成される専門チームであり、全国からの離婚相談に対応しています。
当事務所の昨年の離婚相談件数は1300件を超えています。
一法律事務所でこれだけの相談件数を抱える法律事務所は、日本全国を見渡しても、ほとんど存在せず、トップクラスの実績であると自負しております。
この圧倒的な相談を受けながら、特に感じるのは離婚問題について、間違った方法をとられている方があまりにも多いということです。
離婚の危機に直面した人は、その苦しさゆえに、一刻も早く相手方と別れたいと考えてしまいがちです。
そして、今後の見通しを立てず、何も準備をしないまま相手方と離婚協議や調停を行うと泥沼化する可能性があります。
そのような状況になってからご相談に来られる方もいらっしゃいますが、そうなってからでは適切な条件で離婚を成立させることが難しくなる場合があります。
「もっと早い段階で相談に来てくれていたら、適切な条件で解決できたのに」と、残念に思うことが多々あります。
離婚関連の書籍などである程度の知識をつけている方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら、書店に並んでいる離婚関連の本は、慰謝料の相場、財産分与の額や方法、養育費の算定法などについての説明に終始しているものばかりで、どうやったら適切に解決できるか、ということにいて言及しているものはほとんどありません。
適切なゴールの設定
大切なことは、適切なゴールが何であるかを適切に設定して、そのための戦略を構築し、実行することです。
すなわち、まず、個別具体的な状況下において、親権、養育費、慰謝料、財産分与等について、適切な解決内容が何であるかを押さえることが重要です(ゴールの設定)。
そして、そのために、具体的なアクションを策定して(戦略の策定)、適切に進めていくことがポイントとなります。
戦略の策定
具体例を挙げてみましょう。
例えば、不貞慰謝料が問題となる事案では、まず、目指すべきゴールとして、適切な額の慰謝料(例えば300万円など)を設定します。
これは、不貞行為の内容や当事者の方のおかれた状況で異なるため、専門的な知識と経験に基づく判断が必要となります。
次に、その慰謝料を獲得するために必要となるアクションを立案します。
例えば、不貞行為を立証できる程度の証拠を集める、相手に弁護士名で内容証明郵便を送る、相手に訴訟を提起する、などを検討することとなります。
適切なアクションの内容は、具体的な状況によって異なるため、これについても専門知識と経験がものをいいます。
しかしながら、現在出版されている離婚関連の書籍には、戦略的な視点(どのようにすればゴールを獲得できるのか)について記載されているものがほとんどないと感じています。
また、離婚を考えた場合、法的観点だけではなく、離婚後の生活設計、社会保険や税務問題等の知識も必要となる場合が多くあります。
このような現状から、弁護士資格だけではなく、税理士、ファイナンシャル・プランナーの資格を有する経験豊富な弁護士が、離婚に悩む多くの方々に、離婚問題を適切に解決するために、現状を分析し、綿密な戦略を立てることの重要性をお伝えしたいと考え、この専門特化サイトを開設しました。
離婚という人生最大の危機に直面した方々がこのサイトによって得た知識で、危機を乗り越え、幸福な第二の人生を歩んでいただければこの上ない喜びです。
弁護士 宮崎晃(福岡県弁護士会所属)
ご相談については、こちらのページをご覧ください。