不貞の慰謝料を請求される前に弁護士に依頼し早期解決できた事例
職業:会社員
世帯年収:700万円
子どもなし
相手:50代不貞相手の夫
サポート無 | サポート有 | 利益 | |
---|---|---|---|
慰謝料 | 相当額 | 0万円 | 相当額 |
Kさん(男性)は、Aさん(女性)と浮気を行いました。
Aさんの動きに不審に思ったAさんの夫は、Aさんの携帯電話をチェックしました。
これにより、KさんとAさんの不貞行為が発覚してしまいました。
Aさんの夫は激昂して、Kさんに直談判を求めてきました。
Kさんは、Aさんの夫が怖くなり、虚勢を張って、開き直るかのような対応をしてしまいました。
この対応が事態を致命的に悪化させてしまったため、慌てたKさんは弁護士に相談しました。
示談交渉
弁護士は、すぐに受任通知をAさんの夫に送りました。
その受任通知においては、Kさんの対応が不当であったことを謝罪するとともに、誠意をもって話し合いたい旨を記載しました。
今回、不貞行為を行ったKさんは加害者であり、Aさんの夫は被害者です。
そのため、示談交渉においては徹頭徹尾、Aさんの被害者心情に寄り添う対応を行いました。
弁護士は、何度も何度もAさんの夫と電話で話を行い、Aさんの夫の気持ちに配慮した協議を行いました。
その結果、Aさんの夫から
「Kさん自体は許せないため、慰謝料請求を行おうと考えていた。
今でも許せない気持ちは強い。
でも、弁護士さんが、私の思いを汲み取ってくれたから、もう慰謝料請求はやめようと思います。」
と言っていただくことになりました。
その結果、慰謝料をゼロとした示談書を交わすことが可能となりました。
リベンジポルノの問題
上記のとおり、慰謝料はゼロとすることに成功しましたが、Aさんの夫が気にしていたのは、リベンジポルノの問題でした。
すなわち、KさんはAさんの裸の写真を撮影する等していたため、その流出をAさんの夫はおそれたのです。
確かに、この点は難しい問題でした。
携帯電話等で撮影したデジタル画像は、コピーが容易であるため、完全な抹消を担保することは非常に困難です。
そのため、弁護士は、リベンジポルノの問題をなんとか解消すべく、示談書において、データの削除を約束することを謳うと共に、直接、Kさんに、自身の目の前でデータを削除してもらうということを行いました。
結果的に、Aさんの夫にも納得いただいたうえで、示談書にサインしていただくことができました。
慰謝料
不貞行為は、典型的な慰謝料発生原因事由です。
不貞行為が認められると、裁判所は、損害賠償として一定額の慰謝料を認めます。
その額は、50万円〜300万円程度になることが多いです。
ところが、不貞行為の被害者(事例でいうAさんの夫)が、真に求めているものは、お金ではないことは少なくありません。
そこで、弁護士としては、被害者感情に沿った対応を行うことがポイントになります。
弁護士が、被害者感情に寄り添う交渉を行うことで、被害者の方の気持ちも多少は晴れることが多いように思います。
弁護士が、そういったスタンスでのぞむことで、結果的に早期解決が可能になり、被害者、加害者双方の利益につながるのではと思います。
慰謝料について、詳しくはこちらをご覧ください。
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